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康保
「康保〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
康保の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「工場細胞」より 著者:小林多喜二
になるほどの議論をするのだ。 月々の掛金や保険医の不親切と冷淡さで、彼等は「健
康保険法」にはうんざりしていた。そればかりか、「健保」が施行されてから、会社は職....
「道標」より 著者:宮本百合子
いう点を明瞭にした。伸子はソヴェトの工場やそこで見た医療設備のこと、労働組合と健
康保護の関係、母子健康相談所やレーニングラードの母性保護研究所の仕事、労働者、特....
「函館の大火について」より 著者:寺田寅彦
国には国民の安寧を脅かす各種の災害に対して、それぞれ専門の研究所を設けている。健
康保全に関するものでは伝染病研究所や癌研究所のようなもの、それから衛生試験所とか....
「子供・子供・子供のモスクワ」より 著者:宮本百合子
一五九七 五八・〇パーセント (ソヴェト共和国) 児童健
康保護医員 六三・一パーセント この頃盛んに....
「ソヴェト・ロシアの素顔」より 著者:宮本百合子
どもソヴェトでは、亭主は一人の労働者として、失業保険を有《も》っているし、また健
康保険もあり、養老保険もある。それから家族があれば、家族に準じたパーセントでそう....
「働く婦人」より 著者:宮本百合子
福利施設が行われるようになって来ているそうだが、谷野せつ子氏が熱心に求めている健
康保護、災害防止の設備はどの位改善されつつあるのだろうか。関係会社十六社、社員二....
「列のこころ」より 著者:宮本百合子
ちが第一に犯かされるのが結核、次は脚気、つづいて視力障碍である。大抵の雇主は、健
康保険三ヵ月の期間中はおいて、それが切れると、あらゆる病を故郷の土さえ踏めば癒る....
「若きいのちを」より 著者:宮本百合子
ろうか。 雇主たちは、働いている人々が病気になると三ヵ月は置いておくそうだ。健
康保険は三ヵ月医者にかかれることになっているから。その期間がすぎると、結核でも決....
「社会と人間の成長」より 著者:宮本百合子
その上教育中の息子と娘とは有給の専門教育をうけられます。これらのひとびとは国民健
康保険、養老年金、傷害保険、その他一年、二ヵ月の休暇や、いろいろな条件をもってい....
「露西亜の実生活」より 著者:宮本百合子
で食堂の食事が食べられる、五ルーブルの食事が二ルーブル半で出来る。その他金融、健
康保護、休みの家、時には作家の家族の生活保証まで特種な組織があってやっている。 ....
「肝臓先生」より 著者:坂口安吾
ぐえるものもなかったのである。 ★ この温泉町にも、社会健
康保険制度が施行されることになった。全町民加入の国民健
康保険組合である。 先生....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
防いでこれを後門の狼に譲り渡したという結果となってしまったのである。ことに清衡は
康保年中その居館を江刺郡豊田館から、さらに南の方磐井郡の平泉に移し、さきに安倍氏....
「変身」より 著者:カフカフランツ
は五年間の勤めのあいだにまだ一度だって病気になったことがないのだ。きっと店主は健
康保険医をつれてやってきて、両親に向ってなまけ者の息子のことを非難し、どんなに異....
「挙国一致体制と国民生活」より 著者:戸坂潤
として見る限りは、素より殆んど何等の現実的内容のないものであるのにだ。 国民健
康保険案は現内閣に期待された殆んど唯一の実のある社会政策・国民生活安定策であった....