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康衢
「康衢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
康衢の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
た。抽斎はわたくしのためには畏敬すべき人である。 然るに奇とすべきは、その人が
康衢通逵をばかり歩いていずに、往々|径に由って行くことをもしたという事である。抽....
「美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
だ少い。その点で日本とギリシャとは性質は全く異っても美の世界に於ける二つの大道|
康衢を成すものである。 白鳳から天平へかけての諸仏像の壮麗さは筆紙に尽し難いも....
「濹東綺譚」より 著者:永井荷風
た人が来てから後、話をする時になって初めて飲食店の椅子に坐るのである。それまでは
康衢《こうく》の一隅に立ち、時間を測って、逢うべき人の来るのを待っているのである....