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廃仏毀釈
「廃仏毀釈〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
廃仏毀釈の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
ら取り戻して、それを白紙に改めよとなると、寿平次は腕を組んでしまう。これは水戸の
廃仏毀釈に一歩を進めたもので、言わば一種の宗教改革である。古代復帰を夢みる国学者....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
は、遠慮なく剥落《はくらく》してしまい、 「モシ、われわれが天下を取った暁には、
廃仏毀釈《はいぶつきしゃく》を断行する」 とさけびました。 この男は仏教そのも....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
いだ。 今はなくなったが、芝で七宝寺といえば相当な寺であった。ところが、維新の
廃仏毀釈に、この寺が特に手痛く町民の槍玉にあげられたが、それは住職の三休が呑む打....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
はついに畑仕事の間にもふところに聖書を入れているまでになった。 信州は維新当時
廃仏毀釈の行われた所であるだけに、外来の新宗教の入り易い点があった。近村にはすで....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
三郎という盗賊に盗まれて、行方不明になったこともあり、厳島合戦もあったり、維新の
廃仏毀釈騒ぎもあったり、島の条件は決して、世間の例外でもなかったという。 だが....