廃立[語句情報] » 廃立

「廃立〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

廃立の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
魔法修行者」より 著者:幸田露伴
った。 政元は魔法を修していた長い間に何もしなかったのではない。ただ足利将軍の廃立をしたり、諸方の戦をしたりしていた。今は政元の伝を筆にしたのではない。 政....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
四谷寺町に住む忠雄さんの祖父である。当時の流言に、次郎が安藤対馬守|信睦のために廃立の先例を取り調べたという事が伝えられたのが、この横禍の因をなしたのである。遺....
ローマ法王と外交」より 著者:国枝史郎
合に於てはドイツ国内の大小諸公伯の不平組がこの破門事件を好機としてヘンリー四世の廃立を企てた。 こうなっては如何なヘンリー四世といえども狼狽せざるを得ず、皇帝....
法然行伝」より 著者:中里介山
僧都、これ程の人とは思わなかった。無下《むげ》のことである。一宗を樹つる時に彼は廃立《はいりゅう》のむねを知って居るだろうと思われるがよい。然るに法華をもって観....
三国志」より 著者:吉川英治
い。今や天下多事、よろしくこの際ただ今の天子に代うるに、陳留王をもってし、帝座の廃立を決行したいと考えるが、いかがあろうか。異論あるものは立って意見を述べ給え」....