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廃語
「廃語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
廃語の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
言だそうで、只今では単に手品とか、トリックとかいう意味にしか使われていない一種の
廃語同様の言葉だそうです。語源、系統なんぞは、まだ判明致しませぬが、強いて訳しま....
「植物知識」より 著者:牧野富太郎
れて今はいわない。また古くは桔梗《ききょう》をオカトトキといったが、これもはやく
廃語《はいご》となった。このオカトトキのオカは岡で、その生《は》えている場所を示....
「濹東綺譚」より 著者:永井荷風
が、初めて耳にしたものの方が口馴れて言いやすいから、わたくしは依然としてむかしの
廃語をここに用いる。 震災の後《のち》、わたくしの家に遊びに来た青年作家の一人....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
を表する形容詞までは、相撲道には入用が無かった。そうして変化が乏しい故に、やがて
廃語とはなったのである。 恋という単語の内容がこれに反して、次第に外へそれまた....