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廬山
「廬山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
廬山の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
来ている為、どう云う解釈を加えるのもたやすいと云う意味ではあるまい。寧《むし》ろ
廬山《ろざん》の峯々《みねみね》のように、種々の立ち場から鑑賞され得る多面性を具....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
れ入りますから、前置きはこのくらいにして、すぐに本文に取りかかることに致します」
廬山の廟 庚寅の年、江西の節度使の徐知諫という人が銭百万をもって
廬山使者の廟を....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
います」 馬絆といい、馬黄精といい、いずれも蛟の種類であるらしい。(遂昌雑録)
廬山の蟒蛇
廬山のみなみ、懸崖千尺の下は大江に臨んでいる。その崖の半途に藤蔓の....
「雪の宿り」より 著者:神西清
その日も暮れました。夜に入って風は南に変ったとみえ、百万遍、雲文寺のかたの火焔も
廬山寺あたりの猛火も、次第に南へ延びて参ります。渦巻きあがる炎の末は悉く白い煙と....
「岷山の隠士」より 著者:国枝史郎
して蜀に入った。 李白の身辺も危険であった。宣城から漂陽にゆき、更に※中に行き
廬山に入った。 玄宋皇帝の十六番目の子、永王というのは野心家であったが、李白の....
「名古屋スケッチ」より 著者:小酒井不木
が、今の京都よりも、却つて名古屋に昔しくさい感じの多いのはどうした訳であらうか。
廬山に入つては
廬山を見ず、まして、病身もので、めつたに外出しない筆者のことだから....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
この狭隘の山谷に、雲と児戯するや。雲すでに起つ、雲に駕せよ。行くこと西方三千里、
廬山に臥し峨眉峰を指さし、足を長江に濯ぎ、気を大世界に吸う。生命真に伸ぶべし。わ....
「三国志」より 著者:吉川英治
呉の境を威圧した。 この時、呉主孫権も、隣境の変に万一あるをおそれて、柴桑城(
廬山、※陽湖の東南方)まで来ていたが、事態いよいよただならぬ形勢となったので、 ....