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「延徳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

延徳の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
日本で無性に目出たがられ、桜井秀君は『蔭涼軒日録《いんりょうけんにちろく》』に、延徳三年泉堺の富家へ猩々に化けて入り込み財宝を取り尽した夜盗の記事を見出された。....
惨事のあと」より 著者:素木しづ
はやく警察の役人と、検死が来た、そして楯井さんは、兎に角死体を丁寧に棺に納めて、延徳寺のお寺さんの来るのを待った。楯井さんは、ぼんやりしてしまっていた。 嫁さ....
雪たたき」より 著者:幸田露伴
恐ろしい緊張を顎骨や爪の根に漲らせることを忘れぬであろう。 応仁、文明、長享、延徳を歴て、今は明応の二年十二月の初である。此頃は上は大将軍や管領から、下は庶民....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
は、この者が家令のようである。この重種の父もやはり三条西家奉公人であったらしく、延徳二年その亡父の十七回忌に当ったので、家中衆が斎食の儲をした記事が見える。延徳....
埋もれた日本」より 著者:和辻哲郎
まったのである。彼が伊豆堀越御所を攻略して、伝統に対する実力の勝利を示したのは、延徳三年(一四九一)すなわち加賀の一向一揆の三年後であった。やがて明応四年(一四....
銀河まつり」より 著者:吉川英治
来やしまいな。――大丈夫だろうな、お芳」 「え、大丈夫」 「今の咳ばらいは」 「延徳村の繭買いの爺さん」 「もう去ってしまったのか」 「ええ」 去年の落葉が堆....
」より 著者:吉川英治
宿の茂作よ」 「お。上がらっしゃい」 「うんにゃ、上がるめえ、迎えに来たのじゃ。延徳沖の酒屋の息子な、要助どんじゃ。七年ぶりで、故郷へ帰えったで、一目会いたいと....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
雑事記』にも所々にその記事が散見し(文明二年十二月十八日、同七年十二月二十五日、延徳四年正月二十五日、明応元年十二月二日、同二年十二月二十日等)、延徳三年末条に....