延金[語句情報] »
延金
「延金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
延金の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
形の松木の印金《いんきん》、古金の一両判、山下の一両金、露《ろ》一両、古金二分、
延金《のべがね》、慶長金、十匁、三朱、太鼓判《たいこばん》、竹流《たけなが》しな....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
入って行った。 「云い古されたセリフだが、俺の遣る金鼻薬は、小判じゃアねえドスだ
延金だアッハハ、驚いたか望みならば――ズバッと抜いて、先刻も云った口から腹まで、....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
》の工程をへ、それから判合《はんあい》、つまり、品質を決定し、それを打ちのばして
延金《のべきん》にし、型で打抜き、刻印を捺《お》し、色附をしてようやく小判ができ....
「それから」より 著者:夏目漱石
から相手が悪くっては起り様がない。 「御父さんは論語だの、王陽明だのという、金の
延金《のべがね》を呑《の》んでいらっしゃるから、そういう事を仰《おっ》しゃるんで....