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建付け
「建付け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
んな戯言《じょうだん》をいいつつ闇太郎、入口の戸をがたびしいわせはじめた。
六
建付けのわるい戸を、がたびし開けると、振りかえって、
「いま灯りをつけるから、ち....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
居へ胡麻油を引かなかったか、師匠、お前は知らねえかえ。」 「そう言えば、古い家で
建付けが狂っているので戸滑りが悪いとか言って、きのう姉が、じぶんで油壺を持ち歩い....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
誰か――久住さんに違えねえ。」 石のあいだを縫って、跫音が、近づいて来ていた。
建付けのわるい土間の戸が、外部から軋《きし》んで開いた。 「皆さん、御在宿かな?....