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建国
「建国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
建国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大導寺信輔の半生」より 著者:芥川竜之介
西洋史の中に少くとも彼の迷信には反証に近いものを発見した。それは羅馬《ローマ》の
建国者ロミュルスに乳を与えたものは狼であると言う一節だった。彼は母の乳を知らぬこ....
「桃太郎」より 著者:芥川竜之介
手のつけようのない毛だものなのだよ……」
四
桃太郎はこういう罪のない鬼に
建国以来の恐ろしさを与えた。鬼は金棒《かなぼう》を忘れたなり、「人間が来たぞ」と....
「船医の立場」より 著者:菊池寛
、もしそれをやろうと思いさえすれば、はなはだ容易なことである。私は、提督がわが国
建国以来の精神たる正義と人道との名において、この青年の志望に耳をかさんことを切望....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
いう新しい道徳を生み出して行かなければならないのであります。その中核の問題は満州
建国の精神である民族協和の実現にあります。この精神、この気持が最も大切であります....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
ている。既に満身創痍の観ある日本帝国は、果して跳ねかえすだけの力があるだろうか。
建国二千六百年の大日本の運命は、死か、はたまた生か! それは兎も角として、今、....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
総長は、連合軍総司令官マッカーサー元帥らの前に進みて、降伏調印を終る。 かくて
建国三千年、わが国最初の降伏事態発生す。 ◯この日雨雲低く、B29其の他百数十機....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
「いったい、猶太人がどうしたというんだ」 「あの、ツイオン議定書とかにある、猶太
建国さ。こんな氷の島だから何にもなるまいけれど、とにかく、ながい懸案だった猶太国....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
きた。そこで大将は、 「全軍、進め!」 と、出発を命じた。それこそ、キンギン国
建国以来の歴史的な瞬間だった。なぜなれば、そのようなキンギン国の戦闘部隊の豪華さ....
「火星兵団」より 著者:海野十三
だめだからと言って、負けるつもりになっていることがいけないんだ。せめて日本人は、
建国精神によって、はなばなしく戦ってもらいたいなあ。火星兵団に降参してしまったな....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
ぶっつぶすことを決議し、そのために中国をまず赤化してかかろうとしたのです。日本は
建国以来二千六百年になり、万世一系の天皇をいただいているので、なかなか亡ぼすのに....
「本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
べたいと存じます。 申す迄もなく我が大日本帝国は、世界に一つも類の無い程の古い
建国の歴史を有しているのであります。そして上に万世一系の皇室を戴き、歴代天皇の御....
「西航日録」より 著者:井上円了
するなり。 ニューヨーク滞在中、友人秦敏之氏とともに自由島に遊び、一絶を賦す。
建国以来已百秋、月将日進不曾休、自由島上自由燭、照遍共和五十州。 (
建国以来すで....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
立以来わずかに百年にして今日の隆運を見るは、すでに驚くに足る。よって吟詠を試む。
建国以来僅百春、駸駸文運逐。 (独立以来わずかに百年、馬の疾走するがごとく文化は....
「『火星兵団』の作者の言葉」より 著者:海野十三
かけられていると申してもよろしいのです。わが日本は、幸いにして、御稜威のもとに、
建国二千六百余年の光輝ある国史をもち、軍人は忠勇無双、銃後国民も亦すこぶるりっぱ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
、私の「戦争史大観」が謄写刷りにされて若干の人々の手に配られた。こんな事情で満州
建国の同志には事変前から知られ、特に事変勃発後は「太平洋決戦」が逐次問題となり、....