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建築家
「建築家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
建築家の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鼻」より 著者:ゴーゴリニコライ
で、きちんと糊付がしてあった。その頬髯は今日でも、県庁や郡役所付の測量技師とか、
建築家とか、連隊付の軍医とか、また各種の職務にたずさわっている連中で、おおむね頬....
「「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
芸術形式との関係を否《いな》み得ない。ポール・ヴァレリーの『ユーパリノスあるいは
建築家』のうちで、メガラ生れの
建築家ユーパリノスは次のようにいっている。「ヘルメ....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
として生長するばかりだ。花屋は花を珍重するだろう。果物屋は果実を珍重するだろう。
建築家はその幹を珍重するだろう。然し桜の木自身にあっては、かかる善悪差別を絶した....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
した。 第四章 茶室 石造や煉瓦造り建築の伝統によって育てられた欧州
建築家の目には、木材や竹を用いるわが日本式建築法は建築としての部類に入れる価値は....
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
一冊や二冊でも頗る大切である。且其の焼けた一冊が他日の大発明家、大文学家、乃至大
建築家を作るべき機縁を持っていたかも解らない。何千部何万部刷ろうとも失われた一冊....
「東京要塞」より 著者:海野十三
明日の式場で、これをお目に懸けられるわけでございますが、あとは卓越した日本の土木
建築家の手によりまして、足場を組んで建てていただくつもりでございます」 などと....
「巴里祭」より 著者:岡本かの子
吉はリサの手に持つ編物を見た。リサの情人で、死ぬのを嫌がり抜いて死んで行った天才
建築家フェルナンドはまた新吉の親友だった。 ――あいつが生きてたら、今時分エッフ....
「ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
氷を焼いて火薬にすることを、工夫している男がいました。 それから、非常に器用な
建築家もいました。彼が思いついた新しい考えによると、家を建てるには、一番はじめに....
「日本文化私観」より 著者:坂口安吾
ないからである。 タウトが東京で講演の時、聴衆の八九割は学生で、あとの一二割が
建築家であったそうだ。東京のあらゆる建築専門家に案内状を発送して、尚そのような結....
「俳優倫理」より 著者:岸田国士
の作品を通じて公衆に接している。例えば、物語の作者、今日でいう小説家、或は画家、
建築家、音楽の作曲家、そういう芸術の製作者達は自分の作品を通じてのみ一般公衆に見....
「増上寺物語」より 著者:佐藤垢石
また技術方面から見ると、前時代つまり桃山時代の華麗豪艶な建築工事に携わった有名な
建築家、画家、彫刻家、漆工、指物師など幾多の芸術家がなお揃って健在であったから、....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
るようにしてありました。苔のついた石に紅葉の散っている時などはよい眺めでした。或
建築家が、乾いた庭は息詰りがしてならぬ。水はつくばいの水だけでもよい。庭でそこば....
「ローマ法王と外交」より 著者:国枝史郎
の法王レオ十世に就いて語ってみたい。レオ十世はその芸術愛好の精神から当時第一流の
建築家ブラマンテの建築手腕に眼を着け、彼をしてこの時代を風靡した復活式の様式を以....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
二本位で大きい屋根を持つことの出来る
柱だから、これならあの石の重みに堪えよう。
建築家
これが古代式ですか。褒めようがありませんね。
野暮でうるさいとでも云うべ....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
った。同行の令息とでも一緒かも知れぬ。令息ははっきりと覚えぬが三高の学生らしい。
建築家のK氏は我親友の木下杢太郎の姉さんの夫にあたる人で、彼を準養子にされている....