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建網
「建網〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
建網の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鰊漁場」より 著者:島木健作
たく間に除かれてしまった。きれいに掃き清められた浜べには、蔵の中から持ち出された
建網と枠網が拡げられた。前の年に漁がおわると、柿渋をほどこして格納しておいたもの....
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
にはなったろう。浜には津軽や秋田へんから集まって来た旅雁のような漁夫たちが、鰊の
建網の修繕をしたり、大釜の据え付けをしたりして、黒ずんだ自然の中に、毛布の甲がけ....