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「廻米〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

廻米の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
い。仙台屋敷に生れたから仙台様の藩士だろう。お留守居《るすい》役だともきいたが、廻米《かいまい》の事に明るかった。父親もその役だったと見える訳があるから、江戸で....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
今日より金の高かった時代である。 とうとう三菱が起り、三井が根をなし、旧時代の廻米《かいまい》問屋石川屋に瓦解《がかい》の時が来た。 残りの有金《ありがね》....
奥の海」より 著者:久生十蘭
昼二度の餉《け》をぬくことにしたが、六月になると西国総体に米が不足し、大阪からの廻米が途絶えてお倉の扶持米の石《こく》が切れ、一人、日に二合という面《つら》扶持....