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弁識
「弁識〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
弁識の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「安井夫人」より 著者:森鴎外
余裕をも有せなかったのではあるまいか。その望みの対象をば、あるいは何物ともしかと
弁識していなかったのではあるまいか。 お佐代さんが亡くなってから六箇月目に、仲....
「鴎外・漱石・藤村など」より 著者:宮本百合子
ずる余裕をも有せなかったのではあるまいか。その望みの対象をば、或は何物ともしかと
弁識していなかったのではあるまいか」と結んでいる。多くの言葉は費されていないが、....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
掴んでるように思うが、細かに脈絡を尋ねる時は筋道が交錯していて彼我の関係を容易に
弁識し難い個処がある。総じて複雑した脚色は当の作者自身といえども往々混錯して往々....