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弊政
「弊政〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
弊政の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
の中には「明日」への不安が、いろいろと書きこめてあったともいう。もし今日のままで
弊政を改革することもなかったら、天下の大小名はおのおの幕府を見放して、自己の国の....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
たとい新紙幣の信用が薄いにしても、それはまだ発行まぎわのことであって、幕府積年の
弊政を一掃しようとする新政府の意向が百姓に知られないはずもない。これが半蔵の残念....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
彼は、中興の革新児をもって、自ら任じた。将軍様らしくない将軍家だった。旧来の
弊政にして、悪いところは、どしどし革廃を命じた。宦官的な側用人、腐敗しきった無能....