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式内
「式内〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
式内の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「教育と文芸」より 著者:夏目漱石
ても、自然主義に弊害があるからとて、昔には戻らぬ。もし戻ってもそれは全く新なる形
式内容を有するもので、浅薄《せんぱく》なる観察者には昔時《せきじ》に戻りたる感じ....
「魔法修行者」より 著者:幸田露伴
たのであり、徳川初期には百石の御朱印を受けていたものである。 今は飯綱神社で、
式内の水内郡の皇足穂命神社である。昔は飯綱大明神、または飯綱権現と称し、先ず密教....
「大橋房子様へ」より 著者:宮本百合子
好奇心、よい場合には探求心がありますのです。面白いでしょう。私共の日常生活が、形
式内容の上に違っているとすれば、それ等は皆、若し私の推察が誤っていなければ、異っ....
「くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
ツは蟆人の義ではなかろうかというのである(五巻一号二二頁―二三頁)。それには延喜
式内|久久都比売神社、倭姫世記の久求都彦の名を引合いに出したのであったが、当時は....
「周防石城山神籠石探検記」より 著者:喜田貞吉
ていた当山の大遺蹟が、いよいよ世に出るべき機運を造ったものだ。 石城山には延喜
式内|石城神社がある。今は郷社の社格であるので、郡視学たる西原君は郡長に代り奉幣....
「獅子舞雑考」より 著者:中山太郎
案がないでもないが今は省略する。(B)は同じ五鈴遺響に『河芸郡玉垣村大字岸岡に、
式内の貴志神社あり、祭神は天鈿女《あまのうずめ》なり。土人相伝ふ、往古、金銅の獅....
「山の人生」より 著者:柳田国男
中央の大社を勧請する方に傾いていたらしく、次第に今まであるものを改造して、例えば
式内の古社がほとんとその名を喪失したように、力めてこの統一の勢力に迎合したらしい....