式家[語句情報] » 式家

「式家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

式家の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
謀叛論(草稿)」より 著者:徳冨蘆花
懇談すればいいではないか。しかし当局者はそのような不識庵流をやるにはあまりに武田式家康式で、かつあまりに高慢である。得意の章魚のように長い手足で、じいとからんで....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
くとも外の近代的施設の下で働かないので、洋服を労働服として要求しないのだ。勿論畳式家庭内労働でも立居振舞にとって和服は理想的なものではないから、却って家の内では....
天災と国防」より 著者:寺田寅彦
のふもとを縫う古い村家が存外平気で残っているのに、田んぼの中に発展した新開地の新式家屋がひどくめちゃめちゃに破壊されているのを見た時につくづくそういう事を考えさ....
死者の書」より 著者:折口信夫
を手初めに、京家・南家と、主人から、まず此|時疫に亡くなって、八月にはとうとう、式家の宇合卿まで仆れた。家に、防ぐ筈の石城が失せたからだと、天下中の人が騒いだ。....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
いなくなったら、一番なつかしいその人の特徴として、ああ俺は何度ブランカには追かけ式家政学のことを云っただろうとお思いになるかもしれないわね。或人が書いています、....
光は影を」より 著者:岸田国士
。自分で、ちやんと順序を踏んで申込むと言つてました。あいつ、あれで、なかなか、形式家なんです」 「形式はそれでよろしいが、真喜があの調子じや、まるで話にならんじ....
三国志」より 著者:吉川英治
醇朴と真面目だけである。内心はともかく、人にはどうしてもそう見える。 袁紹は形式家だけに、玄徳のそういう態度を見ると、すぐ一時の怒りを悔いた。 「いや、そうき....
芸術と社会」より 著者:津田左右吉
々の情生活の絵画的表現にはいわゆる西洋画を要する。しかし種々の事情から在来の日本式家屋で生活している我々は日常生活の一要素として西洋画を取り扱うことが出来ない。....