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「弐〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

弐の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
死者の書」より 著者:折口信夫
わせると、――あれはもう、二十幾年にもなるかいや――筑紫で伐たれなされた前太宰少―藤原広嗣―の殿に生写しじゃ、とも言うがいよ。 わしには、どちらとも言えんがの....
獄中消息」より 著者:大杉栄
出たら、どこか加行や多行の字のないところに転籍する。その後その決定が来た。科料金拾銭。 ことしは四月にはいってから毎日のように降ったり曇ったりばかりしていて....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
によし寧楽の都は咲く花の薫ふがごとく今盛なり 〔巻三・三二八〕 小野老 太宰少小野老朝臣の歌である。老は天平十年(続紀には九年)に太宰大として卒したが、作....
娘煙術師」より 著者:国枝史郎
武元に策して、断然たる処置をとらせたり、その後ほどを経て起こったところの、山県大、藤井右門の、同じような勤王事件に際して、これも将監武元に策して苛酷な辛辣な処....
フシギな女」より 著者:坂口安吾
白痴、と見るのは当りませんや。彼女の伝票に残した文字をごらんなさい。 ラーメン、と、書きまちがえて、訂正しているが、その訂正の仕方も小器用で、いかにも馴れた....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
るべく候。過日の詠草御返し申上候。 十八日 森きみ子様美静 池水鳥 山松 右題御出詠|可被成候。此程の歌点検致し候。かしく。 十二月四日 森きみ子さま....
小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
その合戦の最中に、二条中将為冬卿が武士を軽蔑したとかいうのが不平の基で、西国の小、大友や中国の佐々木、塩冶の一族は、にわかに味方にうしろ矢を射かけて足利方に裏....
ピストルの使い方」より 著者:泉鏡花
、お父さん、榊原――俊明先生です。」 東京――(壱)――芸学校の教授にして、()――術院の委員、審査員、として、玄武青竜はいざ知らず、斯界の虎! はたその老....
不在地主」より 著者:小林多喜二
(日農××支部) 五円八十銭 市内運輸労働者四十一名銭切手四十枚 一労働者 鶏卵七個 〃 阿部からの....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
事件が出来した。それはその翌年、桜痴居士が『日日新聞』紙上に連載した小説「山県大」を、作者自身が同社へは無断で春陽堂から出版させたというのであった。今日では何....
間人考」より 著者:喜田貞吉
。御老女衆記(古事類苑官位部引)の大奥女中分限の条に、 一御切米四石、一御合力金両、一壱人扶持、一薪参束、一湯之木束、一油、一御菜銀拾両 右御半下 と....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
力が一敗地に塗れるのが、 もうわたくしには見えるようです。 帝 あそこに心の親戚共が遣って来おる。 己をおじだ、従兄弟だ、兄弟だと云って、 次第次第に....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
流罪人を入れた牢屋がまだ残っていた。三宅島の流罪人名士をあげると竹内式部、山県大の勤王学者、絵師英一蝶、「絵島生島」の生島新五郎、侠客小金井小次郎など多士多彩....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
、 黄ストロン 一本参拾銭 赤キング 一本参拾銭 水雷サイダア 一本拾五銭 と拙い字で、しかも赤インキで丸々をつけたのが、「なるほど此処は樺太だわ....
茂吉の一面」より 著者:宇野浩二
押してある、楠木正成が馬に乗っている銅像を図案化した模様が左の肩に赤色で印刷した銭の普通の葉書である。 さて、昭和十一年一月三十一日の絵葉書は、上の方に「石....