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弔客
「弔客〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
弔客の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蘇生」より 著者:田中貢太郎
てすぐ小船を雇うて北へ帰った。そして、家へ帰ってみると、門口には喪の旗が出ていて
弔客が溢れていた。 王ははじめて兄が死んであの世へ連れて往かれていたということ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
きりに居間で珠数をつまぐりながら、葬服の着つけでもしているのであろう。ふたりとも
弔客や弟子たちの右往左往するおもて座敷のほうには、見えなかった。
やがてのこと....
「女性の諸問題」より 著者:倉田百三
行商したりして子どもの学資をつくった。後藤新平は母の棺の前に羽織、袴で端座して、
弔客のあるごとに、両手をついて、「母上様誰それがきてくれました」と報じて、涙をこ....