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「弔砲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

弔砲の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
りと騰る。 「何の光だろう?」 「写真を撮るマグネシウムの光でしょうか」 「否、弔砲の閃光かも知れん」 先程から引つゞいて、大きな心臓の鼓動の如く、正しい時を....
ソヴェト・ロシアの素顔」より 著者:宮本百合子
ューッという気笛、吹雪が、どんどん降る。旗がはためいている。ヒューッと鳴る気笛。弔砲がドンドンと聞える。非常に効果的な音の使いかただった。 それの一部で五ヵ年....
昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
のような勇戦奮闘には深く心を打たれたのか、獅子山《ししざん》の砲台は、二十一発の弔砲を鳴らして、わが勇士の霊をとむらうのであった。 ああ揚子江の水は血にそまっ....