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引っ繰り返る
「引っ繰り返る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
引っ繰り返るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「坑夫」より 著者:夏目漱石
けた。だから頭から先へ突っ込めばのめって怪我をするばかり、また足をむやみに出せば
引っ繰り返るだけと覚ったから、足を棒のように前へ寝かして、そうして後《うしろ》へ....
「模倣と独立」より 著者:夏目漱石
いという処から、習慣的に続いて来た幕府というものを引っ繰り返したというのは、その
引っ繰り返るという時の人の胸中《きょうちゅう》に同情があって、その同情を惹《ひ》....
「魔都」より 著者:久生十蘭
上げてキャッキャッと笑う大騒ぎ。
中には手を伸ばしかけて、額を蹴られて仰向けに
引っ繰り返る者もあれば、テーブルの上に上って行こうとして椅子から足を踏み外し、床....
「墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
ロノロと……車中で寝ていられるように、扇風機を取り付けたり、氷柱を入れさせたり、
引っ繰り返るような騒ぎを演じているのです。その親心を、有難いと思わぬではありませ....