引っ越し先[語句情報] » 引っ越し先

「引っ越し先〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

引っ越し先の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
手紙」より 著者:夏目漱石
ついこのあいだお引き移りになりましたと言う。けしからんことだと思いながらも、なお引っ越し先の模様を尋ねてみると、とうてい自分などの行って、一晩でも二晩でもやっか....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
告した。女絵師は突然に世帯をたたんで、夜逃げ同様に姿をかくしたので、近所でもその引っ越し先を知らないと云うのであった。 それから更に十日ほどの後に、亀吉は新ら....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
の代もみんな綺麗に払って行きましたから、わたしの方でも別に詮議もしませんでした。引っ越し先は浅草の駒形だということでした」 「お俊は柳ばしの芸者だったと云うが…....
足迹」より 著者:徳田秋声
出て、ゴシゴシ働いていた。 その間お庄は、乳呑み児を背に縛りつけられて、下宿と引っ越し先との間を、幾度となく通っていた。 四 点燈ごろにそこらがよ....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
にゃ、そうでもねえ様子だったぜ、なんだか用ありげに、大工町の部屋へ来て、おばばの引っ越し先を教えてくれといって来たが」 「幾歳ぐらいな男かの」 「そうさ、二十七....