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引摂
「引摂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
引摂の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
及ばれて不憫の事とや思されけむ。吾家に錫を止め給ひてその巻物を披見せられ、仏前に
引摂結縁し給ひて懇に読経供養を賜はりし後、裏庭に在りし大栴檀樹を伐つて其の赤肉を....
「法然行伝」より 著者:中里介山
地蔵を脇へ移して、その後又序を以て法然に供養して貰い、これも不断念仏の堂となり、
引摂寺《いんじょうじ》というて今に残り、勢至菩薩のうしろに地蔵様が隠れているとい....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
速に力を伸ばしてゆく。現世に如何に罪をつくろうとも、最後の一念によって極楽浄土に
引摂されるという弥陀の本願の教えが、ただ一つ人心を救う宗教でありうる。森厳な道理....