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引落す
「引落す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
引落すの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
いやいや、何にも御存じない貴女に、こういう事をお聞かせ申すのは、足を取って地獄へ
引落すようなもの。あとじゃ月も日も、貴女のお目には暗くなろう。お最惜い、と貞造が....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
のは、あなたの鈴慕です。あなたの鈴慕は、人をして天上にあこがれしめないで、地上に
引落す鈴慕でしたから、是非もありません。そこで……」 それを前置にして関守は、....