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弘法麦
「弘法麦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「彼」より 著者:芥川竜之介
冷《つめ》たいだろう。けれどもずっと手を入れて見給え。」
僕は彼の言葉の通り、
弘法麦《こうぼうむぎ》の枯《か》れ枯《が》れになった砂の中へ片手を差しこんで見た....
「海のほとり」より 著者:芥川竜之介
|二間《ふたま》の離れだった。庭には何もないと言っても、この海辺《うみべ》に多い
弘法麦《こうぼうむぎ》だけは疎《まば》らに砂の上に穂《ほ》を垂れていた。その穂は....