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弟宮
「弟宮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
弟宮の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
大人におなりになった方であるから、音楽にはひいでておいでになるのである。光源氏の
弟宮の八の宮と呼ばれた方で、冷泉院が東宮でおありになった時代に、朱雀院の御母后が....
「じいさんばあさん」より 著者:森鴎外
癪は全く迹を斂めて、何事をも勘弁するようになっていた。 翌年は明和五年で伊織の
弟宮重はまだ七五郎と云っていたが、主家のその時の当主松平|石見守乗穏が大番頭にな....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
二人までを、山門の上におかれた父皇後醍醐のむねは、問うまでもないことだった。この
弟宮も、しごく閑な性ではあったが、父皇の遠謀によるおいいつけと、また兄宮大塔の下....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ほかない。 その一ノ宮は、福原から箱船で土佐の国へ送られて行ったが、もう一人の
弟宮の宗良は、なおも陸路を追われ、須磨、明石からやがて播磨路へ入っていた。 そ....