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弟息子
「弟息子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
弟息子の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
変ったから」
というと驚きまして、本家では悴《せがれ》惣二郎《そうじろう》から
弟息子の惣吉《そうきち》にお内儀《かみ》さん村の年寄が駈けて来て見ると間に合いま....
「突堤」より 著者:宮本百合子
田舎のおばあさんは歎いて、 「いたましいことをしたなあ。お前のおっかさんはあの舎
弟息子を呉れてやって、ちっともめんごがらなかったでねえか」 と云ったが、それは違....
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
の方へ馬の首を向けました。頓て参りましたは前々から申し上げました西浦賀の女郎屋の
弟息子、芸者小兼の情夫江戸屋半治が兄の半五郎という、同所では親分筋、至って侠気の....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
初めてです。赤ちゃん大きくなっている。卯女ちゃんの両親だの、良ちゃんのお母さんが
弟息子をつれて来て、皆それぞれ親子のつどいでした。てっちゃんの家のあたりは去年ぐ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
した。北海道のおっかさん、二月が近づくと東京が恋しくなって来る心、ねえ。そして、
弟息子のボロ洗濯を山ほどしてやって二階借りの暮しをして。余りこの正月は人が沢山で....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
山氏は北海道|樺太地方に事業を起し、今日では樺太屈指の豪商となっている。で、その
弟息子に金谷の家の跡を襲がせることになっております。中山家と、私宅とは今日親密の....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
、どの程度に真実であったかが問題ではなく、彼女は明らかにこの手紙の相手の性格を、
弟息子のフランシスの性格に対する場合と同様に、理解しえなかったのである。 彼は....