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弥勒仏
「弥勒仏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
弥勒仏の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
取り収め、自ら法事|読経して固く他言を戒めつ。さて仏間に入りて人を遠ざけ、本尊|
弥勒仏の体中より彼の絵巻物を取り出し、畏敬礼拝を遂げつゝ披見するに、美人の五体の....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
とに一年ずつ命が増す、人寿八万四千歳に上りそれより八万歳を減ずる時賢劫の第五仏|
弥勒仏《みろくぶつ》が出る。減じたというものの、人の命が八万年でそれより一年も若....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、太閤様お好みの茶室、これは桜屏風、山口雪渓の筆、これからが三宝院の本堂、正面が
弥勒仏《みろくぶつ》、右が弘法大師、左が理源大師の御木像でございます、これが枕流....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
、そうして目玉をむいて突っ立っているところなんざ、牛込|浄源寺《じょうげんじ》の
弥勒仏《みろくぶつ》そっくり。……これが、江戸一の開化人だとは、とても、信じられ....
「知々夫紀行」より 著者:幸田露伴
左の方に入れば、頻都廬、賽河原、地蔵尊、見る目、※利天などいうあり、天人石あり、
弥勒仏あり。また梯子を上りて五色の滝、大梵天、千手観音などいうを見る。難界が谷と....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
ャム・チェン・ゴンパ(大弥勒寺)という寺があって、その寺は名のごとく三丈五尺余の
弥勒仏の像がございます。一体弥勒は菩薩なんですけれど、またこの次に生れ変って来る....