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弦線
「弦線〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
弦線の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の心性を伝染したのだ。『大摩里支菩薩経』に、〈※酥枳竜口より二舌|出《い》づ、身
弦線のごとし〉とあるのは、トラクオトなどより転出した物か、アリゾナのモキス人、カ....
「備忘録」より 著者:寺田寅彦
接する人間もたぶんはそれほど無作法に無礼でもなさそうに想像される。 たくさんな
弦線の少しずつ調子の狂ったのを、一定の方式に従って順々に調節して行く。鍵盤のアク....
「「手首」の問題」より 著者:寺田寅彦
自分の現在の場合の言葉に翻訳すると、「研究の手首を柔らかくして、実験の弓で自然の
弦線の自然の妙音を引き出せばよい」とも言われるであろう。研究者によって先天的の手....
「俳諧の本質的概論」より 著者:寺田寅彦
振動させるためには、もう一つの結び目をつかまえて来て、二つの結び目の間に張られた
弦線を弾じなければならない。すなわち「不易」なる網目の一断面を摘出してそこに「流....