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「弧光〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

弧光の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
映画時代」より 著者:寺田寅彦
イタリア人の手先で作り出す影法師を見たことがある。頭の上で両手を交差して、一点の弧光から発する光でスクリーンに影を映すだけのことであるが、それは実に驚くべき入神....
三四郎」より 著者:夏目漱石
いしょう》の糸で釣るして、真空《しんくう》のうちに置いて、この円盤の面《めん》へ弧光燈《アークとう》の光を直角にあてると、この円盤が光に圧《お》されて動く。と言....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
たが、それには一一〇ボルトの電圧で二アンペアと三〇アンペアと二通りの電流を通じた弧光の中でこれら金属を気化させた。この後者すなわち電流の強い方がもちろん温度が高....
女坑主」より 著者:夢野久作
人の腰かけている長椅子の真正面の左手の窓硝子越しに遙かに見える新張炭坑の選炭場の弧光灯がタッタ一つと、その下でメラメラと燃え燻っている紅黒いガラ焼の焔が、ロシヤ....