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「弧状〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

弧状の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
二つの手紙」より 著者:芥川竜之介
いになって居ります。私はその人の間を縫いながら、便所から帰って参りましたが、あの弧状になっている廊下が、玄関の前へ出る所で、予期した通り私の視線は、向うの廊下の....
惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
ら一角に流れて行く電光の姿はまた私に本能の奔流の力強さと鋭さを考えさせる。力ある弧状を描いて走るその電光のここかしこに本流から分岐して大樹の枝のように目的点に星....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
は寒冷と飢餓と疫病と争闘のために死んでゆくであろう。太陽はそのときでもやはり同じ弧状の軌道を天上に描きはするが、その光輝は次第に薄らぐであろう。いよいよ巨人軍と....
地球要塞」より 著者:海野十三
り取り、瀬戸内海をはじめ各湾、各水道、各海峡等を埋め、もって日本全土を、簡単なる弧状《こじょう》に改め、その外側を、堅牢なるベトンをもって蔽《おお》いたり」 「....
宇宙の迷子」より 著者:海野十三
コちゃん。あれはオーロラだ。極光ともいうあれだ。そして山形をしているから、あれは弧状オーロラだよ」 「オーロラ? ははあ、なるほどオーロラだ」 川上は、本に出....