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弩級
「弩級〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
弩級の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「工場細胞」より 著者:小林多喜二
の橋梁の下をくゞって、運河を出たり入ったりする。――「H・S工場」はその一角に超
弩級艦のような灰色の図体を据えていた。それは全く軍艦を思わせた。罐は製品倉庫から....
「戦雲を駆る女怪」より 著者:牧逸馬
一つで、深夜海底を蹴って浮びあがる潜航艇もある。当時初めて現われた鋼鉄の怪物、超
弩級《ちょうどきゅう》タンク「マアク九号」も、その圧倒的な体躯《たいく》と銃火の....
「謡曲黒白談」より 著者:夢野久作
ギャフンと参いって、それなり生唾を飲み込んで我慢するところであるが、併し慢性の超
弩級大天狗になるとこれ位の逆撃は然して痛痒を感じない。却てこれを怪しからぬという....
「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」より 著者:海野十三
もちろんヒルミ夫人は、その卓越した治療手腕をもって万吉郎の体力を、かのスーパー
弩級戦艦の出現にたとえてもいいほどの奇蹟的成績をもってすっかり改造してしまったの....
「魔像」より 著者:林不忘
ないが、二人はズッと東京駅で降りて、ちょうど夜のことで、眼前《まえ》にドッカリ超
弩級《ちょうどきゅう》に灯が入ったようにうずくまっているのが丸ビル……これといっ....