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弱い力
「弱い力〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
弱い力の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「どんづまり」より 著者:宮本百合子
く立木が並んで居るほか植物は影さえもなく町に通わなければ「生」を保って行かれない
弱い力の人間どもがふみつけた道が世の中を思わせる様に曲りくねり細く太くずーっと見....
「芽生」より 著者:宮本百合子
た男鴨にはたまらなく苦しい事だった。白い目をして天をにらんでは呪われた様な自分の
弱い力を思ってイライラして居た。その次の日もその次の日も男鴨は一日も早く自分の生....
「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」より 著者:ホーソーンナサニエル
し、最初に、彼女はその箱を持ち上げてみました。それは重かった、パンドーラのような
弱い力の子にとっては、まるで重すぎました。彼女はその片端を床から何インチか持ち上....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
の三つの妨げと最後のものとは、ヨオロッパの北方の牧畜民の間では、これよりも遥かに
弱い力でしか作用しなかったことがわかる(訳註)。 〔訳註〕第一版における牧畜状....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
ての価値を失いながら、より完全なるものを据附けるか、または引続き古いものの比較的
弱い力を利用するかは、彼にとっては全然計算上の問題である。かかる事情の下において....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
えば、その将来の普及についてはどれだけの希望を有とうとも疑いもなく過去の時代には
弱い力でしか働かなかった道徳的抑制という妨げを別にしては1)、過去の時代に人口を....
「廃墟(一幕)」より 著者:三好十郎
えを仮りに正しいとしょう。すると、その正しい考えを以てしても、国民の間にそれほど
弱い力、殆んど無いに等しい
弱い力しか作り出し得なかったところの、国民全般の無知と....