弱兵[語句情報] » 弱兵

「弱兵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

弱兵の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
姉川合戦」より 著者:菊池寛
は、上方勢の中では、鑓取る者とも云われるが、徳川殿の中に加わりては、足手|纏いの弱兵にて一方の役に立ったとも覚えず、自分の勲功を御賞めになるなど、身びいきと云う....
碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
だ大受は勝報を李如松に告げた。時に、日本軍の精鋭は平壌で殆ど尽きて、京城に在るは弱兵恐るるに足りない者許りであるとの諜報も来て居るので、如松は直に若干兵を開城に....
三国志」より 著者:吉川英治
退却法です。が、――二度目となると、もう追いくる敵もあるまいと、強兵は前に立ち、弱兵は後となって、自然気もゆるみますから、その虚を追えば、必ず勝つなと信じたわけ....
三国志」より 著者:吉川英治
廖化がそう士気を鼓舞すると、関平もまず自ら気を旺に示して、 「そうだとも。未練な弱兵はことごとく落ち失せて、ここに残った将士こそ篩にかけられた真の大丈夫ばかりで....