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張作霖
「張作霖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
張作霖の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
にはこう書いてある。 もう一方の窓の上の壁には、人民から強奪、強姦して国を売る
張作霖の漫画と、共産党とソヴェートロシアを、「共産賊党」「赤色帝国主義」と称して....
「二つの庭」より 著者:宮本百合子
蒙侵略の画策に反対せよと東方会議の記事を一面にのせていた。「蒋介石も奉軍攻撃」と
張作霖の没落の記事がある。広告だらけでないその新聞のしまった表情が伸子の心にふれ....
「道標」より 著者:宮本百合子
とも、その人たちは三分の不安と七分の安心でうけとっているのだろうと思えた。満州で
張作霖を爆死させたりしている日本の侵略の気風はハルビンの人々にも影響していて、も....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
に黒シャツ党が頭を上げ、西比利亜に白軍王国が出来かかり、満洲では緑林王(馬賊王)
張作霖が奉天に拠って北方経営の根を拡げ、日本では日英同盟のお代りとなるべく締結さ....
「爆弾太平記」より 著者:夢野久作
取締に関する重大秘密から、社会主義者、不逞鮮人の策動に引っかかって行く。もしくは
張作霖、段祺瑞を中心とする満洲、支那政局の根本動力にまで影響するかも知れんという....
「プロレタリア文学における国際的主題について」より 著者:宮本百合子
ると、奉天のパチパチが起って、あの辺一帯が大騒ぎになった。(追記・日本軍部による
張作霖の爆死事件につづく侵略) 異国情調を求めて来ていた群司次郎正は一躍、「ハ....
「それらの国々でも」より 著者:宮本百合子
の権力が計画した戦争の下におかれて来たということである。 一九三一年の後半期、
張作霖を爆死させて満州への侵略がはじまってから一九四五年八月十五日まで、日本の人....
「女の一生」より 著者:森本薫
まあ……。 章介 世の中は悪くなったよ。市電のストライキ、炭坑の争議、銀行襲撃、
張作霖の暗殺騒ぎ、まるで徳川末期の百鬼昼行だ。一体どういうことになってゆくのかね....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
のは、昭和二年十月、ちょうど新宿に三越支店が乗り出して来た秋であった。当時支那は
張作霖の全盛時代で、幣原外相の軟弱外交に足下を見透かされてか、日本人は至るところ....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
とりで先生をたずねたことがあったが、その時、先生が、いつもにない沈痛な顔をして、
張作霖の爆死事件以来、柳条溝事件、上海事変、満州建国とつぎつぎに大陸に発生した事....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
殺されたのみならず南方は広東でも民党の有力者が殺された。そうかと思うと北方では、
張作霖の将士が殺された。 誰も彼も全く同一の、不思議な殺され方で死ぬのであった....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
八大佐らがいたように覚えている。この会議はすこぶる重大意義を持つに至った。それは
張作霖爆死以後の状況を見ると、どうも満州問題もこのままでは納まりそうもなく今後、....