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張出し窓
「張出し窓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
張出し窓の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道標」より 著者:宮本百合子
デリングのある天井は居心地よいように、暖い感じのあるように割合低く、奥ゆきのある
張出し窓が通りに面している。そこにシャボテンの鉢植がのっていた。入ったつき当りに....
「超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
チキの支那料理だろうと思って近寄ってみると豈計らんや、インチキでない証拠に、店の
張出し窓の処にワンタン十銭、シウマイ十銭、チャアシュウ十銭、支那ソバ五十銭と書い....
「行方不明の処女作」より 著者:宮本百合子
って来てふだんは使われない紫檀の小机がある。それを親たちの寝所になっていた六畳の
張出し窓のところへ据えて、頻りに私が毛筆で書き出したのは、一篇の長篇小説であった....
「光は影を」より 著者:岸田国士
「あゝ」なのか。彼女の顔が、かつて、のぞき、彼女の影が、かつて、映つていた二階の
張出し窓は、雨戸が固く閉じられ、やがて朝日の射すであろう白々とした障子さえ、今は....