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張抜き
「張抜き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
張抜きの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
び楽しむ分には、さのみ世をはばかる必要はあるまいに、この山中へかくれて、そうして
張抜きの大筒《おおづつ》をこしらえるわけではなし、謀叛《むほん》の相談をしている....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
だけに張をまわしたンです」 「やって来たか」 「やって来ました。……芝居でつかう
張抜き。……日本紙を幾枚も張り重ねて膠《にかわ》とへちまで形をつけ、岩でもなんで....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
春駒などに出ておった部落の由であるが、自分はここで「翁様」と称して保管されている
張抜きの面を拝見に及んだ。すなわち三番叟の翁の面で、いわゆる宿神である。春日神が....