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「張替え〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

張替えの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
にも、一寸《ちょっと》来ても、新吉さん手伝っておくれなんて云うと、冬などは障子を張替えたり、水を汲んだり、外を掃除したり、誠に一寸人柄は好《よ》しねえ、若い芸者....
新生」より 著者:島崎藤村
のは無かったが、殊に部屋の障子がそれを感じさせた。煤《すす》けて暗かったのを白く張替えてからは、急に明るくもなった。岸本はその初冬らしい親しみを増した障子の側で....
名人長二」より 著者:三遊亭円朝
奉「隠すな、隠すと其の方の為にならんぞ、奉行は宜く知って居るぞ、幸兵衛が障子の張替えなどに度々まいったであろう」 由「はい、まいりました」 奉「左様であろ....
千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
た人達の話や笑声に耳を傾ける。次第に心易くなってみれば、亭主が一ぜんめしの看板を張替えたからと言って、それを書くことなぞまで頼まれたりする。 松林の奥....
陽炎座」より 著者:泉鏡花
口を利かれては叶わねえ。何分頼むよ。……面の皮は、雨風にめくれたあとを、幾たびも張替えたが、火事には人先に持って遁げる何十年|以来の古馴染だ。 馴染がいに口を....