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張裂ける
「張裂ける〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
張裂けるの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吉原新話」より 著者:泉鏡花
長々と寝て、密と薄目を※くと、そこにうとうとしていた老人の顔を伺った、と思えば、
張裂けるような大欠伸を一つして、 (お、お、しんど)と言って、のさりと立った。 ....
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
《おしつ》けた為めに、発しこじれて内攻して胸中に磅※《ほうはく》鬱積する、胸板が
張裂ける、腸《はらわた》が断絶《ちぎ》れる。 無念々々、文三は耻辱《ちじょく》....