張込み[語句情報] » 張込み

「張込み〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

張込みの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
とむらい機関車」より 著者:大阪圭吉
のD50・444号の貨物列車が通り過ぎてしまったんです。 「……ふむ。先生、この張込みに感付いたな。よし。もうこの上は、直接十方舎へ乗り込もう」 とうとう助役....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
話を聞いた痩ぎすの根岸刑事は、浅黒い顔を緊張させながら石子刑事に云った。 「然し張込みは対手に悟られると効果が薄いよ。兎に角隣近所や出入の商人に監視を頼んで置く....
煩悩秘文書」より 著者:林不忘
え。」 文珠屋佐吉の乾児《こぶん》で承知の由公、こいつ、名打ての尾行《つけ》や張込みの名手なので。 「承知!」 と、綽名にまでなっている得意のひと言、由の字....
探偵の巻」より 著者:坂口安吾
来ておくれやすと一応帰したからといふ知らせであつた。それといふので、食堂の親爺が張込みにでかけ、漸く娘を連れて帰つた。 この娘、家へ戻つてから頑として口を開か....