強力[語句情報] » 強力

「強力〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

強力の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
素戔嗚尊」より 著者:芥川竜之介
こけ》を洗わせていた。この大岩を擡《もた》げる事は、高天原《たかまがはら》第一の強力《ごうりき》と云われた手力雄命《たぢからおのみこと》でさえ、たやすく出来よう....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
ほとんど北種間のみの混血で、現実主義に偏する傾向が顕著である。殊にヨーロッパでは強力な国家が狭小な地域に密集して永い間、深刻な闘争をくり返し、科学文明の急速な進....
新日本の進路」より 著者:石原莞爾
ざるイギリスにおいて種々の國營を實施しているのにたいし、最も富裕なるアメリカが、強力なる統制下に尚大いに自由なる活動を許容し得ていることは特に注目されねばならぬ....
戦争中止を望む」より 著者:伊丹万作
ばったりであり、万事が無為無策の一語に尽きる。 我々国民は、政府が勝利に対する強力なる意志と、周到なる計画性とその実行力とを示してくれるならばいかなる困苦にも....
怪星ガン」より 著者:海野十三
僚艇は、全部が六号艇の遭難現場のまわりに集まってきて、四方八方から六号艇のほうへ強力なる照空灯で照らした。あたりは光りの海と化した。六号艇からふきでる火災の煙が....
海底都市」より 著者:海野十三
るくなった。僕がかぶっている潜水兜《せんすいかぶと》のひたいのところについている強力なヘッド・ライトが点《つ》いたのである。なかなか明るくて、前方百メートルぐら....
暗号の役割」より 著者:海野十三
んで手許へ引張った。 「掏摸だな。掏ったものを返せ」 と探偵は怒鳴った。相手は強力をもって暴れた。が、袋探偵は腕力にかけてはちょいと自慢するだけあって、若い男....
暗号音盤事件」より 著者:海野十三
重要書類を沢山の潜水艦に積んで、無人島にある秘密の根拠地に避難させたり、移動用の強力な無線電信局を擬装の帆船に据えつけたりしてさ、一旦は本土を喪うとも、やがて又....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
式の展望窓は、本艇の尾部の方を残りなく見ることが出来るようになっていた。尾部には強力なる照明灯が点いていて、昼間のように明るい。見ていると、艇側から、ぽいぽいと....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
い手斧と、強い燭光の手提灯をもち、腰には長い綱をさげていた。そのほかに、携帯用の強力な穴ほり道具を、三人が分解して肩にかついでいた。 せっかくはいりこんだ坑道....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
つづけている。 どうして川上機関大尉がここへ姿を現したか。彼は下甲板の格闘で、強力無双の敵下士官のため、すでに手籠にあおうとしたが、幸いにも伸ばした右手が、甲....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
、止さないか、畜生。」 と、いうとともに、胆略も武勇もない、判官ならぬ足弱の下強力の、ただその金剛杖の一棒をくらったごとく、ぐたりとなって、畳にのめった。 ....
妖怪玄談」より 著者:井上円了
てしかるなり。すなわち、われわれが天狗について、その力の強きを知るときは、天狗と強力との間に思想の連合するありて、天狗の来たると思えば自ら強き力をこれに与うるを....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
、第一、岸政府の政策の全面的転換を実現するためにすべての国民の力を広範に結集し、強力な運動を展開する。第二、現在の岸政府をもってしては現状の打開はきわめて困難で....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
彼我戦力の差に隔りを見た事がその後の東亜不安の根本原因である。 速やかに我らは強力なる統制の下に世界無比の急速度をもって我らの戦争力を向上せしめねばならぬ。 ....