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「強盛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

強盛の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
善の研究」より 著者:西田幾多郎
って、勝手にできるのではなく、また観念間の結合が唯一であるか、または或結合が特に強盛であった時には、我々はどうしてもこの結合に従わねばならぬのである。ただ観念成....
十二支考」より 著者:南方熊楠
次郎とて、佐野の家にあり、後《のち》宮崎氏と称すると出《い》づ、何に致せ蒲生氏|強盛《ごうせい》の大名となりてより、勢多の秀郷社も盛んに崇拝され、種々の宝物も新....
絵本の春」より 著者:泉鏡花
一つだけ残っている……」 と言いかけて、ふと独で頷いた。 「こいつ、学校で、勉強盛りに、親がわるいと言うのを聞かずに、夢中になって、余り凝るから魔が魅した。あ....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
いっていい。時子の父母から見れば私はまだ子供だ。その上時子より年下だ。これから勉強盛りの者が今結婚でもあるまい。無理な申し出というよりない。時子の母は確かに私を....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
諸国の理学に比して恥ずるなきもの多かるべし。また在昔トルコの政府も、威権もっとも強盛にして、礼楽征伐の法、斉整ならざるはなし。君長賢明ならざるにあらず、廷臣方正....
山の人生」より 著者:柳田国男
ていた。『摂陽群談』巻十に曰う。童子生まれながらにして牙生い髪長く、眼に光あって強盛なること成人に超えし故に、一族|畏怖してこれを茨木の辺に棄てたところ、丹波|....