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「弾みを〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

弾みをの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
兎と猫」より 著者:井上紅梅
《かささぎ》が下りて来ると、彼等は身を僂《ちぢ》めて後脚《あとあし》で地上に強く弾みを掛け、ポンと一つ跳ね上る有様は、さながら一団の雪が舞い上ったようで、烏や鵲....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
えぎっている塀は、そう高くはない。 「よし来た」 彼は咄嗟に、つつーっと走って弾みをつけると、機械体操の要領で、えいと叫んで塀にとびついた。 下は海――かと....
軍用鼠」より 著者:海野十三
光を浴びながら、梅田十八と抱き合っているうちに、急に梅田の身体が消えてしまって、弾みをくって瞠とベンチの上に長くなって仆れる。そのとき彼女の身体の下から、二十日....
蠅男」より 著者:海野十三
廻転した。下は百メートルほどの山峡だった。何条もってたまるべき、横転した自動車は弾みをくらって、毬のようにポンポン弾みながら、土煙と共に転げ落ちていった。そして....
宝永噴火」より 著者:岡本かの子
な形の新山が出来ていた。富士の頂から海へ引いた急角度な傾斜の線はそこで見慣れない弾みを打って畸形な瘤をつけていた。びっくりしたあとの慧鶴の胸には二つの感情が頻り....
」より 著者:織田作之助
るのにわざと眼鏡を掛けないだけの美さはあった。二時間もしびれを切らしていたことが弾みをつけるのに役だって、つか/\と傍にかけ寄ると、卒爾ながら伺いますが、あなた....
」より 著者:織田作之助
のにわざと眼鏡を掛けないだけの美しさはあった。二時間もしびれを切らしていたことが弾みをつけるのに役立って、つかつかと傍へ近寄ると、 「卒爾ながら伺いますが、あな....
馬地獄」より 著者:織田作之助
を積んでいるのだが、傾斜があるゆえ、馬にはこの橋が鬼門なのだ。鞭でたたかれながら弾みをつけて渡り切ろうとしても、中程に来ると、轍が空まわりする。馬はずるずる後退....
」より 著者:織田作之助
の切っ掛けを掴むということが一見容易そうでその実なかなかむつかしくて、その動作の弾みをつけるのは並大抵のことではなかったと言うのである。例えば、彼はそのアパート....
火の扉」より 著者:岸田国士
いう期待が、そのまゝ、やつぱり言うべきだつたという安どとなつて、彼女の気分にある弾みを与えたのはそれゆえである。 そして、ふしぎなことに、これでもうなにもかも....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
、その荒浪を乗りあげ乗り下ろして来る。ぼうぼうぼうぼう。汽笛ばかりがけたたましく弾みをつけながら、横さまに倒れ倒れ起き上って来る。と、後に曳いた大きな艀に、洋服....
水甕」より 著者:豊島与志雄
的な魅惑でした。そして彼は、両手を腰の後ろでしっかと握り合せていました。うっかり弾みをつければ人間ぐらいわけなく殺せる自分の拳法を、習慣的に警戒したのです。そし....
煩悩秘文書」より 著者:林不忘
川島与七郎が。血だらけの袖で、死人のように蒼褪《あおざ》めた色で、一段一だんと、弾みを打って。 「どうしたっ!」 総勢取りかこむ。中之郷が、ぐったりしている川....
壊滅の序曲」より 著者:原民喜
徒たちの体操が始り、一、二、一、二と級長の晴れやかな号令がきこえる。そのやさしい弾みをもった少女の声だけが、奇妙に正三の心を慰めてくれるようであった。……三時頃....
姫たちばな」より 著者:室生犀星
るものだろうかと思われるくらい、彼らの眼つきは粗暴になり何時でも飛びかかるような弾みを持っていて、お互が門前の居場所からはなれない様子は、怖いくらいだと女房たち....