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「弾性体〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

弾性体の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
物理学と感覚」より 著者:寺田寅彦
るが因習の惰性で今日でも音響学という名前が物理学の中に存している。今日ではむしろ弾性体振動学とでもいうべきであろう(生理的音響学は別として)。光の感覚でも同様で....
自然界の縞模様」より 著者:寺田寅彦
てみても完全な解釈がつきそうにも思われない。粉状物質の堆積は、ガスでも、液でも、弾性体でもない別種のものであって、これに対して「粉体力学」があるはずである。近ご....
自然現象の予報」より 著者:寺田寅彦
は理論の指示する所と大なる懸隔を示す事あり。これも忘るべからざる事なり。なお一般弾性体の破壊に関してその弱点の分布や相互の影響あるいは破壊の段階的進歩に関する実....
方則について」より 著者:寺田寅彦
であろう。今仮りに更に一歩を譲ってこれらの困難を切り抜けられるとして見ても、まだ弾性体に通有な「履歴の影響」という厄介な事が残っている。 履歴の影響とは何ぞや....
地震雑感」より 著者:寺田寅彦
というものがる。この方の専門的な立場から見れば、地震というものは、地球と称する、弾性体で出来た球の表面に近き一点に、ある簡単な運動が起って、そこから各種の弾性波....