弾琴[語句情報] » 弾琴

「弾琴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

弾琴の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虞美人草」より 著者:夏目漱石
は立て切ってある。中《うち》では琴の音《ね》がする。 「忽《たちまち》※《きく》弾琴響《だんきんのひびき》、垂楊《すいよう》惹恨《うらみをひいて》新《あらたなり....
草枕」より 著者:夏目漱石
得の汗を流し去った心持ちになれる。独《ひとり》坐幽篁裏《ゆうこうのうちにざし》、弾琴《きんをだんじて》復長嘯《またちょうしょうす》、深林《しんりん》人不知《ひと....
妖僧記」より 著者:泉鏡花
に泣きし涙の今なお双頬に懸れるを光陰の手も拭い去るあたわざるなりけり。 読書、弾琴、月雪花、それらのものは一つとして憂愁を癒すに足らず、転た懐旧の媒となりぬ。....