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彊
「彊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
彊の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大導寺信輔の半生」より 著者:芥川竜之介
ばあらゆる不良少年のように彼自身を軽んずるのに了《おわ》るだけだった。彼はその自
彊術《じきょうじゅつ》の道具を当然「自ら欺かざるの記」に求めた。――
「予の蒙れ....
「運命」より 著者:幸田露伴
萌に防ぐの道を白せり。願わくば今|先ず諸王の都邑の制を節し、其の衛兵を減じ、其の
彊里を限りたまえと。居升の言はおのずから理あり、しかも太祖は太祖の慮あり。其の説....
「黄英」より 著者:田中貢太郎
りだしたが馬は止めることができなかった。二三箇月すると両方の家が一つに連なって、
彊界が解らなくなった。しかし、黄英は馬の教えに遵うて、門を閉じてまたと菊を商売に....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
た張札が格子戸に貼ってある。食事中との事で、しばらく薄暗い一室に待たされた。「自
彊不息」と主人の嘱によって清人か鮮人かの書いた額が掛って居た。やがて案内されて、....
「李陵」より 著者:中島敦
く》するとすぐに北へ向けて進発した。当時|居延《きょえん》に屯《たむろ》していた
彊弩都尉《きょうどとい》路博徳《ろはくとく》が詔を受けて、陵の軍を中道まで迎えに....
「悟浄出世」より 著者:中島敦
》とさえ見えた。悟浄が来ても別に渠《かれ》を使うでもなく、教えるでもなかった。堅
彊《けんきょう》は死の徒《と》、柔弱《にゅうじゃく》は生の徒なれば、「学ぼう。学....
「ヴェルダン」より 著者:野上豊一郎
離でリュクサンブール公国があり、そのすぐ北にはベルジク王国があるといったような辺
彊だから、われわれのような孤立した島国に居住してる者には想像もつかないほどの微妙....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
....
「魔都」より 著者:久生十蘭
ると、日本政府は当時日本へ亡命していた安南独立運動の志士潘是漢と安南王族畿外侯|
彊柢《きょうてい》を無情にも国外へ追い出してしまった。それで潘是漢はたちまちフラ....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
ラヤ山脈の等高地帯、喜水《キチュ》の渓谷に、西蔵の主都であり西康、青海、蒙古、新
彊、露領トルキスタン、裏海沿岸に住む黄ラマ教一千万の信者のメッカになっている拉薩....
「酒渇記」より 著者:佐藤垢石
き上戸)、観場害馬(理屈上戸)などもやってくる。席に、宮島盃(一升入り)、万寿無
彊盃(一升五合入り)、緑毛亀盃(二升五合入り)、丹頂鶴盃(三升入り)をならべ、干....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
羽をひるがえすようにゆくのである。) 十、安天山夏雪(南米) 林渓深処踞起自
彊心。 (十、安天山の夏雪(南米) 林や谷の奥深いところに清らかな陰がつくられ、....