当り外れ[語句情報] » 当り外れ

「当り外れ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

当り外れの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
書いた者は無いかと尋ねたが、生憎之は無い、若し有ったなら贋電報に関する余の疑いの当り外れが分っただろうに。 夫から又怪美人は今朝何時頃に立ったかと問うた、帳場....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
の百はうんと一つ息を呑込んで、 「もう大丈夫、相当のものをものにしようとしたから当り外れがあるんだ、その日その日の小出しなら、なんの心配があるものか」 と言いな....
百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
ら十余町離れたこの地点では百尺以上も掘らなければ水が出ない、それでもどうかすると当り外れがある、それが為に、この雑木林の中の生活を思い止まっている。それでも、こ....
安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
商法をとらないと、小資本出版業の月々の安定は保証されない。そこで群小業者が一様に当り外れのない商法に依存する結果として、特に人気作家にだけ各社の注文が集中するこ....
久保田米斎君の思い出」より 著者:岡本綺堂
すべき点があればそこでまた直す。つまり承知の上で出来上るようなものですから、自然当り外れはないわけなのです。ただ再演、三演となりますと、米斎君に御願いして、多少....