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当り狂言
「当り狂言〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
当り狂言の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
の違ったものを撰んで作る。ことに歌舞伎双六は羽子板とおなじように、大抵はその年の
当り狂言を撰むことになっていて、人物はすべて俳優の似顔であること勿論である。その....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
籠《こ》めて、たった一人小むすめを相手に、せめてもの慰みは、新版芝居錦絵、中村座
当り狂言の雪之丞の姿絵、三枚つづきの「滝夜叉」に、その人をしのぶ事だけの浪路だっ....
「平凡」より 著者:二葉亭四迷
は早速送金しようと思っていた晩に、お糸さんが切《しき》りに新富座《しんとみざ》の
当り狂言の噂《うわさ》をして観たそうな事を言う。と、私も何だか観せてやり度《たく....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
評判評判」 「手前どもは植梅《うえうめ》でございます。五代目|団蔵《だんぞう》の
当り狂言『鬼一法眼三略巻《きいちほんげんさんりゃくのまき》』。三段目『菊畑』、四....