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「当役〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

当役の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
れだって、その日三留野お継ぎ所の方から馬籠へ引き取って来た。伊之助は伊那助郷の担当役、半蔵も父の名代として、いろいろとあと始末をして来た。ちょうど吉左衛門は上の....
仮装人物」より 著者:徳田秋声
で一時ほっとした。それには永年の懸案であった家の増築ということも彼の気分転換に相当役立った。増築の出来|栄えが庸三の期待を裏切ったことはもちろんであったが、一旦....
映画雑感(Ⅲ)」より 著者:寺田寅彦
していたが、今度のではそういう効果はなかったようである。しかし気持ちの転換には相当役に立っていた。 衣笠氏の映画を今まで一度も見たことがなかったが、今度初めて....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
国粋趣味のただの玩具に過ぎない。もっともこの玩具というものが人生にとって実際上相当役に立つものであるが。 (一九三五・二) 三 三五年度思想界の動向 五・一五....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
ったお蔭で一日暇が貰えたということになれば本当に満足する。給金も二十二になれば相当役に立つから、十円では少ないと思う。」 すると、 「あなたの所はいくらやる」....
恐怖の季節」より 著者:三好十郎
手段と、公明な態度に立っているので、行きとどいた批評が多いようです。やっぱり、相当役に立っているのでありましょう。しかし、私には、この人たちの批評にあまり興味が....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
変るのではないでしょうが、以前人間であった当時のある経験の一部分が残っていて、相当役に立つものと私は信じております。だから私は、みなさんに本当の仏教を勉強なさる....