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当量
「当量〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
当量の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「科学と文学」より 著者:寺田寅彦
スコの水を根気よく振っていると少し温まるといったような実験から、進んで熱の器械的
当量が数量的に設定されるまで、それからまた同じように電気も、光熱の輻射も化合の熱....
「大阪を歩く」より 著者:直木三十五
第一、そんな事を研究している人も無いが、その味から云えば、生には及ばないでも、相
当量に含有している事は明らかである。 時代おくれの副菜物視され、昆布屋に新人が....
「夜の靴」より 著者:横光利一
ほッとしたようだ。 この村に困ったことが起っている。去年、米の供出の場合、村割
当量が個人割当に変ったとき、供出せられるだけすべし、すれば一日四合分配給すると命....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
花でも再登場するかもしれず。露伴までかえっているのだから。
勉強は十二日以来相
当量進捗して居ります。今経済に関する初歩。三つの不可分の要素はわかります。そして....
「正午の殺人」より 著者:坂口安吾
とここでマキ割りしてたもんで、家の中のことは知らないのですが……」 なるほど相
当量のマキが割られて散らばっていた。 アケミは屋内に入り、思いきって居間の扉を....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
また驚いたが、田中は私のウイスキーをのみほしたほかに、ビール二ダースと日本酒の相
当量をのみほしていたのである。これはみんな、私の部屋から追ッ払われて、自分の部屋....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
た。 ファラデーの書いた中には、「電極に現われて来る割合を表わす数を、電気化学
当量と呼ぶことにする。しからば水素、酸素、塩素、ヨウ素、鉛、錫はイオンで、前の三....
「落日の光景」より 著者:外村繁
場合にも、私は附添婦に顧み、或は強要して、毎夕、一リットルばかりの酒か、それと相
当量のアルコール分を注入してもらえばよい。酒は管から胃に入っても、私は次第に酔い....